英語を子供に教える前に読むと役立つ本

 
悩んでいる親
英語を子供に教える前に学習の全体像がわかる本を知りたい!

英語を子供に教えるときの考え方の参考になる本を知りたい!

このようなお悩みを解決します。

 本記事の要点
 英語を子供に教えるには学習教材を上手に使いこなすことが大切
 英語の学習教材を上手に使いこなすには学習の全体像と目的の理解が必要
 英語の学習の全体像と目的の理解をするためのおすすめ本を紹介します

本記事では、英語を子供に教えるのに必要な考え方の本について書いています。

英語学習教材の本のご紹介ではありません。

目次

英語を子供に教えるのに必要な考え方

英語を子供に教えようと思うと、ついすぐに「良い学習教材は何?」と探したくなりますよね。

でも、少し待ってください。

英語の学習といっても、いろいろな観点があります。

単語力をつけたり、会話慣れさせたり、読み書きも・・・。英語を子供に教えるには、どこからどんな方法で始めたら良いでしょうか?

英語を子供に教えるには学習教材を効果的に使いこなすことが大切

英語を子供に教えるのに必要な学習教材は、山のようにあります。

けれども一番大事なことは、「良い学習教材を選ぶこと」ではありません。

学習教材を効果的に使いこなす」ことです。

学習参考書、英会話アプリ、英語教室、受験英語塾、などなど。

無料で手に入るものもたくさんあります。

また、インターネットでは、どんな学習法がいいとか、どんな参考書が役に立ったという情報があふれかえっています。

つい、目の前の話題の学習法にとらわれてしまいます。

そして、良い学習教材を選んだのに効果が思ったように上がらない、という経験をしてしまうこともあるのではないでしょうか。

学習教材を効果的に使いこなせていないからですね。

では、学習教材を効果的に使いこなせている状態とはどういうことか?

ここを理解する必要があります。

英語の学習教材を使いこなすには学習の全体像と目的理解が必要

英語の学習教材を効果的に使いこなすには、英語学習の全体像を把握する必要があります。

すなわち、子供にさせようとしている学習の全体の中での位置づけですね。

全体の学習範囲のどの部分を何のために強化しているのか、という目的に応じて学習教材を使っている状態

これが「学習教材を効果的に使いこなしている」という状態です。

これは教材選びをする際に大事なのですが、「英語ができる」の定義をどのように教材が扱っているかを確認する必要があります。

つまり、全体の学習範囲のどの部分を強化するための学習教材なのか、という定義をはっきりさせるということですね。

これがないと、場当たり的な学習で効果は運まかせになりかねません。

では、学習の全体像はどうすれば把握できるのか?英語を子供に教えるための、画一的なロードマップはありません。

子供が小さい小学生のうちは、親が子供に合わせて全体の地図を描いておく必要があります。

小学校の先生でもないのに、どうやって学習の全体像なんて作ったらいいのか?その点については、良い本が沢山あります。

いろいろな考え方がありますが、まずは1冊を手に取ってみるといいと思います。

それから、全体像を理解するとともに、もう一つ大切なことがあります。それは、学習の目的を理解することです。

たとえば、英語を正しく発音できること。

正しい英語の発音を身につける目的は、会話のためだけではありません。

正しい英語の発音を知っていれば、正しく英単語を綴ることができます。更に、知らない単語を読むこともできます。

英語の発音と一口に言っても、学習の目的は違います。

その辺りを意識しながら、全体像と目的を眺めるようにするのが第一歩です。

英語の学習の全体像と目的の理解をするための本の種類

英語の学習の全体像と目的について書かれた本は、たくさんあります。

大きく分けると、ふたつに分類されるのではないかと思います。

英語の学習の全体像と目的の理解をするための本
 英語の総合力(読み・書き・聞く・話す)の強化
 英語への親しみと学習マインド形成

読む順序としては、「英語の総合力(読み・書き・聞く・話す)の強化」に関する本を読んでから、「英語への親しみと学習マインド形成」に進むのがおすすめです。

英語への親しみと学習マインド形成の本は、英語の学習の全体像と目的についても書かれている一方で、英語学習の心構え・最初の一歩のようなところに焦点を当てて話が始まるからです。

やはり全体像を先につかむという意味で、総合的に書かれた本から始めるのがいいと思います。

それぞれ、紹介してきます。

英語を子供に教える前に読むと役立つおすすめ本

子供の英語教育に関する本は、比較して自分に合いそうなものから読んでいくようにしましょう。

これまですでに何か本を読まれた方は、大体以下の本のいずれかを手にするのではないでしょうか。

英語の英語の総合力(読み・書き・聞く・話す)の強化に関する本

小学生で高校卒業レベルに! 英語に強い子の育て方 0~9歳児の親が今できるすべてのこと

小学生で高校卒業レベルに! 英語に強い子の育て方 0~9歳児の親が今できるすべてのこと (2021/9/22 江藤友佳)

米国カリフォルニア州の小・中・高校の教員資格を持ち、日本でバイリンガル子育てに挑戦してきた2児の母である著者が0歳から9歳児までの長期視点で書いた本です。

順序立てて、理論的な学習ロードマップが説明されているので、手堅く子供の英語学習を進めたいご家庭には最適な一冊です。

もし、どの本から始めたら良いか迷ったら、この本で間違いないです。

ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て!

ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て! (2017/12/6 斉藤淳 )

イェール大学助教授だった著者がアメリカでバイリンガルの姉弟2人を育てた経験を元に書いた本です。

「世界で通用する人」を育てる、という英語を手段と捉えた目標が明確なのも解りやすいです。海外での子育ての実績が元になっているので、説得力があります。

音と文字から始まるアプローチも、海外で同じく子育てをしている、わたしたちの経験にとても近いです。

SLA(Second Language Acquisition – 第二言語習得)理論、という科学的な理論に基づいた手法なので、安心です。子供の英語学習の根幹となる部分をしっかり理解できます。

世界で活躍する子の<英語力>の育て方

世界で活躍する子の<英語力>の育て方 (2019/6/20 船津 洋)

日本、アメリカ、中国で英語学校を運営してきた著者による実用的な学習方法を家庭向けにまとめたものです。

英会話教室や海外留学を利用しなくても、「リーディング力」を高めることで高いレベルの英語力を身につけることを目的にしています。

英語教育を網羅的に色々な角度からとらえていて、全体感がよく分かります。

英語で一流を育てる――小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める家庭学習法

英語で一流を育てる――小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める家庭学習法 (2017/5/24 廣津留真理)

英語教室を運営していて、自らの子供も大分県の公立小中高からバーバード大学合格という実績を持つ著者が、音読と単語力を中心に、読む・聞く・話す・書くをバランス良く学習する方法をまとめています。

ネイティブや英語圏に住む非ネイティブが日常生活の中から英語を習得するのに近い方法を採用しているのではないかと思います。

英語への親しみと学習マインド形成に関する本

「好き」になるからぐんぐん伸びる! 0~8歳までの子ども英語

「好き」になるからぐんぐん伸びる! 0~8歳までの子ども英語 (2021/10/27 平川裕貴)

英語教育歴40年の著者が、0歳から8歳までの英語教育について、時期ごとの学習について整理した本です。

具体的な方法に踏み込んでいるので、イメージしやすいのが特徴です。

幼少期から英語への抵抗感をなくさせる(=好きになる)ということにフォーカスしています。

10万組の親子が学んだ 子どもの英語「超効率」勉強法

10万組の親子が学んだ 子どもの英語「超効率」勉強法 (2019/12/4 船津 洋)

幼児教室・英語教室での教務の経験を持ち、幼児・児童向けの教材を多数開発してきた著者が書いた本です。

効率を重視して大量の英文インプットをすることが重要、という独自の理論で、内容は話す英語に重きが置かれています。

「自宅だけ」でここまでできる「子ども英語」超自習法

「自宅だけ」でここまでできる「子ども英語」超自習法 (2021/7/12 鹿田昌美)

子育て本の翻訳家で、子供が10歳で英検2級に合格した実績を持つ著者が、自宅で「英語環境をつくる」ということにフォーカスして書いたほんです。

会話力を中心に据えた内容です。

英語環境を作ることで、親が忙しくても、お金をかけずにできること、が紹介されていて参考になります。

井原さんちの英語で子育て―超使いやすい! 表現集の決定版

井原さんちの英語で子育て―超使いやすい! 表現集の決定版 (2004/7/27 井原香織)

まだスマホがない頃から、日本語と英語の両方を使った子育てを開始された著者が、家庭で子供との対話に使えるフレーズをまとめています。

リスニングと対話にフォーカスしています。

英語は苦手だけど、親も一緒にがんばりたい、という家庭を応援する内容です。

お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話

お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話 (2014/10/7 タエ)

英語のバックグラウンドのない主婦の著者が、子供を小学生で英検1級に合格させるまでに至った学習方法の紹介です。

幼少期からの英語の語りかけなど経験をもとに、お金をかけずとも英語を身に着けさせるための努力の方法がまとめられています。

マンガでやさしくわかる子どもの英語家庭学習法

マンガでやさしくわかる子どもの英語家庭学習法 (2019/6/30 廣津留真理)

英語教室を運営する著者が、とにかく暗唱することで英語力を強化する独自の学習法を紹介します。

一見すると突飛にも思えるかも知れませんが、ネイティブが英語を習得するのに近い方法かと思います。

前述の「英語で一流を育てる――小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める家庭学習法」と同じ著者です。

1日5分で身につく! 小学生の英語

1日5分で身につく! 小学生の英語 (2020/5/18 廣津留真理)

前述の「マンガでやさしくわかる子どもの英語家庭学習法」と同じ著者です。

英語を子供に習慣づける、というところにフォーカスしています。毎日5分間から始められるのがいいと思います。

英単語・フレーズの暗唱を大量にすることで、ネイティブに近い方法で英語を身につける独自の手法についてまとめられています。

モンテッソーリ教育×おうち英語で世界に羽ばたく子どもを育てる

モンテッソーリ教育×おうち英語で世界に羽ばたく子どもを育てる (2021/11/26 伊藤美佳)

自主性を重んじるモンテッソーリ教育の第一人者による英語学習本です。

育児の視点からも、幼少期からの子供との接し方も交えて英語教育についてまとめられています。親からの英語の語りかけを通じて、英語環境を作るアプローチです。

5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法

5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法 (2014/12/19 平川裕貴)

日本航空国際線のキャビンアテンダントでビジネス英語環境の経験を経て、現在英語幼稚園を経営する著者が書いた本です。

聞いて、話すことにフォーカスした本ですが、英語スクールに子供を通わせる際に知っておくべきことについても整理されています。

これから日本でも英語が必要になる背景などもまとまっている入門書です。

まとめ:英語を子供に教える前に、学習の全体像と目的の理解をしてから学習教材を使いこなそう!

英語を子供に教えるのに必要な考え方と、おすすめの本を紹介しました。

 本記事のおさらい
 英語を子供に教えるには学習教材を上手に使いこなすことが大切
 英語の学習教材を上手に使いこなすには学習の全体像と目的の理解が必要
 英語の学習の全体像と目的の理解をするためのおすすめ本を紹介しました

まずは、全体像の地図を手に入れて、英語の学習教材を効果的に使えるようにしましょう。