プロフィール
英語ができる子供を育てる国イギリス
こんにちは。
イギリスのロンドンに移住して5年以上が経ちました。
移住当時、子供は2歳。
夫婦ともに日本人のわたしたち。
右往左往しながらも、子供を英語環境に適応させるべく、英語教育を必死でサポートしてきました。
一時期、あまりの大変さに何度も、帰国を考えました。
それでも数年間を過ごす中で、ロンドンは、子供の英語教育に完璧な場所だと気がつきました。
そして、その教育の考え方は、今思えば、日本人にとっても、とても示唆に富むものでした。
未だ道半ばではあるものの、子供の英語教育が徐々に軌道に乗りつつあります。
2歳から7歳まで、言語教育に良いとされる時期に、イギリスの学校教育を通じて得られた貴重な経験。
これを記録して、英語教育に興味のある方にとって、少しでもお役に立てればと思い、このブログをはじめました。
英語ができる子供はどのような環境で育つのか?
ロンドンが子供の英語教育に完璧な場所である理由とは?
そのひとつのキーワードが、ダイバーシティです。
まずはそこからお話したいと思います。
ロンドンの小学校の英語教育は英語を話せない子供のためのもの
実は、ロンドンの小学校で英語を第一言語とする子供の割合は、全体の約45%と半数を下回ります。
このことは、実際にロンドンの小学校に通う子供の、クラスメイトの構成からも実態として知ることができました。
私たちの子供のクラスメイトに、イギリス人はほとんどいませんでした。20人のクラスに、5人程度です。
すなわち、ロンドンの小学校における英語の授業は、英語を話せない子供(=家では英語以外の母国語を話す子供)たちのもの。
英語が第一言語の国で、英語を話せない子供たちに、英語を教えている場所。それがロンドンなのです。
子供の英語教育に関するイギリス政府の考え方
子供の英語教育に関するイギリス政府の考え方は、学習指導要綱(ナショナル・カリキュラム)を読むと、良くわかります。
要点だけかいつまむと、英語学習の目的は、以下のように説明されています。
つまり英語で意思や考えの伝達をし合えること
そして知識や思考を議論で磨き上げられること
ダイバーシティがある環境で社会を作り上げていくためには、共通言語による意思疎通が不可欠なのです。
英語ができる子供に誰でもなれる
わたしたちの子供は2歳から英語に触れ始めましたが、ロンドンの小学校では、割と転校生が頻繁にやってきます。
英語を第一言語としない周辺国の子供は、5歳、6歳から英語を学習し始めるのです。それでも、数か月もすれば子供は英語を話し始め、読み書きをし始めるようになります。
もちろん程度の差はあるものの、問題なく小学校生活を送れるようになるのです。
教育の仕組みも、教師の経験値も、英語を話せない子供に適応できるようになっているのです。
英語ができる子供を育てるための日本人の課題
英語ができる子供になってほしい。
子供の教育を考える親であれば、一度は考えるのではないでしょうか。
日本で英語ができる子供を育てるのには課題があります。それは、学習教材を「上手に使いこなす」という視点。
英語学習教材を正しく選ぶだけではない英語教育
これだけ英語教材や英会話教室があふれていて、環境的には申し分ないように思えますよね。
あとは、適切な英語教材さえ選ぶことができれば、という悩みに思い当たります。
子供に評判のいい英語学習書籍は?
無料で使えていい英語学習アプリは?
英会話教室の選び方は?
こんな疑問が出てくるのではないかと思います。こうした疑問にも答えていきたいと思う一方で、少し改めて考えて欲しいこともあります。
それは、こうした英語学習教材を「上手に使いこなす」という視点。
正しい考え方で使わない限り、どんなにいい英語学習教材も、その真価が発揮しきれません。
このブログでは、ここを解決していきたいと思っています。
つまり、巷にあふれる学習教材を「上手に使いこなす方法」です。
教科書がない小学校
イギリスの小学校には「教科書」はありません。教師がハンドアウトのプリントを自主的に用意して授業をします。
教科書もなく、なぜ英語ができる子供がここまで育つのでしょうか。
それは、長年にわたり、英語ができる子供を育ててきたノウハウがあるからです。
どのような段取りで、どんな考え方で教えれば話せるようになるか。そうしたことを政府も教師も熟知しています。
つまり、素晴らしい学習教材がなくても、正しい考え方で学習すれば、必ず英語ができる子供に育つのです。
英語ができる子供になることの意味
英語ができると、ぐっと世界が広がります。
それは、日本にいても同じこと。
英語を使えれば子供はインターネットで世界とつながれる
インターネットは、世界をとても身近にしました。
子供の遊びやコミュニケーションも、変化しています。
英語ができれば、世界中の人と交流ができます。
わたしたちの子供は英語ができるようになると、大好きなオンラインゲームで友達と遊ぶようになりました。
タブレットで、英語で話をしながら遊んでいます。
大人がオンラインで仕事をしているのと変わりません。
内容はゲームでも、英語で意思疎通をして、同じ目的や時間を共有しているのです。
英語のコンテンツから子供は世界を知ることが出来る
ニュースや本も、英語で吸収し始めています。世界の出来事に目を向けて、人種の違いや、国の違いについて、認識し始めています。
子供と話をするたびに、英語を通じて、子供の見ている世界が広がっていることを感じます。
英語で、子供に、世界を。
このブログのスローガンです。
「英語で、子供に、世界を。」
英語を通じて、子供に世界を届けたい。
そんな思いを持っている方のためになる記事を書いていきたいと思っています。
今後、SNSなども活用して情報発信できればと思います。一緒に子供の未来を応援しましょう!